カリンバの種類は?17キーのカリンバなら音階も少なく難易度も低め

皆さんは民族楽器「カリンバ」をご存じでしょうか。カリンバは今、非常に注目度の高い話題沸騰中の民族楽器です。カリンバは両手に収まるサイズ感で優しい音色を楽しめます。ゲームやSNSの影響で話題を呼び、「カリンバの音色に癒されたい」とカリンバを始める人が今とても増えているのです。

癒しを与えてくれるカリンバには様々な種類があり、それぞれの特徴や音色を持ちます。そのため、「カリンバについて知ってみたい」「弾いてみたい」と感じる方も多いのではないでしょうか。今回は、カリンバが気になっているという方に向けて、カリンバの種類や初心者におすすめのカリンバについてご紹介しますので、ぜひ参考にしてください。

世界中に溢れる様々なカリンバ

カリンバは、アフリカを代表する民族楽器です。箱や板に固定した細い金属棒を指で弾いて音を共鳴させて演奏します。主に親指を使って演奏することが多いため、「親指(サム)ピアノ」とも呼ばれます。

カリンバは使用される材質や並び方、キーの数などの法則がなく自由度が高い楽器です。そのため、世界中には様々な種類のカリンバが存在します。

トレブルとセレステ

カスタム性が高く選択肢の広さがあるカリンバですが、基盤であるカリンバの本体は大きく「トレブル」と「セレステ」の2種類に分けられます。

箱状になっているトレブルは表面中央にサウンドホールがあり、楽器の中で音が反響するため、アコースティックギターやバイオリンの様な弦楽器に似た音色を楽しめます。

反対にセレステは母体が板状になっており、サウンドホールが存在しません。トレブルよりも音量が小さく、輪郭がはっきりとした音を奏でることができます。板状なため楽器本体はとても薄く、持ちやすいことが特徴です。

タイプと特色

カリンバにはピンが8本ある「1オクターブモデル」や「ハンドオルゴールタイプ」など、様々なタイプが存在します。

1オクターブモデルは楽器本体が小さく、持ち運びしやすいという特徴があります。綺麗でコロンとした音色を持ち、音も小さいので部屋でも問題なく演奏できるでしょう。ぜひ、1オクターブ専用の楽譜と合わせて楽しんでみてください。

ハンドオルゴールタイプはピン同士の間隔が広く、1音1音しっかりと奏でることができます。ピン数が多いため、中級者の方におすすめのタイプです。このタイプの最大の特徴としては、半音ピンが揃っていることと、専用楽譜の種類が豊富であることが挙げられます。

最もオーソドックスな形の17キー

17キーのカリンバは、最もオーソドックスな形のカリンバです。金属棒同士の間隔があまり離れておらず、演奏する際は「スライド」と呼ばれる指をスライドさせる弾き方をします。

チューニングによっては半音を演奏することも可能なので、様々な曲を演奏できるでしょう。

最もオーソドックスな形のカリンバなので、目にしたことがある方も多いかもしれません。キーの数は名前の通り17音で、数が少ないことから演奏の難易度も低く、演奏の初心者の方にもおすすめのタイプだと言えるでしょう。

初心者の方におすすめの17キーカリンバ

17キーのカリンバといっても、様々なメーカーや種類のカリンバが存在します。初心者の方は「どれを買ったらいいんだろう」と迷ってしまうことも少なくありません。そこで、初めてカリンバを購入する方におすすめの17キーカリンバをいくつかご紹介します。

onetone

音色に透明感があるonetone製のカリンバは音の鳴りがとても良く、簡単に音が出せるというメリットがあります。特にこだわりがない方や初心者の方はonetone製のカリンバをおすすめします。

GECKO

onetone製のカリンバと同様、人気の高いカリンバです。中級者向きのカリンバなので、慣れてきたという方や「もっとカリンバを楽しみたい」という方も満足に楽しむことができます。

慣れてきたら21キーのカリンバも

カリンバに慣れてきた方には21キーのカリンバもおすすめです。半音のピンがつく21キーは17キーよりも純粋に音数が増えるため難易度も上がります。

演奏できる曲のバリエーションが増え、自分なりのアレンジを楽しむことができるのでカリンバがもっと楽しくなること間違いありません。17キーでカリンバに慣れたあとは、ぜひ21キーを演奏してカリンバの世界を深めてみてはいかがでしょうか。

まとめ

優しい音色はもちろん、様々な種類があり自由度が高いカリンバは非常に魅力のある楽器です。奏者の好みに大きく左右されるカリンバは、自分の世界を体現しやすい楽器とも言えるでしょう。弾く場所も選びませんので、「何か楽器を始めたい」という方にもおすすめです。ぜひ、カリンバの世界を楽しんでみてはいかがでしょうか。