マンション運動とは?実施する際の注意点やポイントを解説

部屋運動は自宅のリビングや部屋で手軽にできる運動ですが、マンションで運動する場合には、マンションならではの事情を考慮する必要があります。今回は、マンションで運動を行う際の注意点、効果的な運動などをご紹介します。

マンション運動とは

マンション運動とは、マンションの部屋で行う運動全般です。マンションならではの事業を踏まえて行うため、マンション運動と名付けられました。基本的には自宅のリビングや部屋で行う運動と変わりません。

スポーツクラブや体育館などに行く必要がなく、手軽にできるのがメリット。運動する時間も自由に決められます。ズームやアプリで個人レッスンを受けながら運動すれば、一人でも寂しさを感じません。

マンション運動を行う際の注意点は「音」

マンション運動を行う際、気を付けるポイントは「音」です。特に下の階にいる人の生活を考えながら行わないと、後で苦情が来ることも考えられます。防音マットを敷いて、音を気にする必要がない「静かな運動」をするのがポイントです。マンション運動を行う場合、以下の3点に注意してください。

  • 深夜に行わない
  • 防音マットを必ず敷く
  • 飛び跳ねる運動は避ける

深夜に行わない

マンションに住んでいる場合、両隣の住民だけでなく下の階に住んでいる人への影響も考慮しなければなりません。室内で運動すると普段の生活より「音」がうるさく感じられるケースもあるため、深夜遅く運動をすることは避けてください。最低でも23時以降は運動しないようにしましょう。

防音マットを必ず敷く

ヨガやストレッチを行う場合は必ずマットを敷いて行いますが、マンションの室内で運動する場合も、騒音対策として床に防音マットを敷きましょう。防音マットを敷くと、軽めの運動による「音」を吸収し、かなり抑えることが期待できます。

飛び跳ねる運動は避ける

飛び跳ねたり走ったりするとドスンドスンという衝撃音が発生します。防音効果が高く衝撃を吸収するカーペットを敷いても、音の大幅な低減は難しいのが現状です。マンションでは、ジャンプすること、走り回ることは避けてください。

マンション運動でできる静かな運動

マンションで音を気にせずにできる静かな運動をご紹介します。防音マットで、もしくは椅子に座ったまま手軽にできる運動ばかりです。初心者の方は無理をせず、痛くなったらすぐ中止してください。徐々に回数を増やしていき、理想の身体を手に入れましょう。

自重トレーニング

自重トレーニングとは、自分の体重を負荷として行う筋力トレーニングのこと。ダンベルなどの道具を使わず自分の体だけで行うトレーニングなので、ジムに通わなくても時間やお金をかけずに自宅で手軽に行えるのが魅力です。

マシントレーニングと比べると筋肉にかかる負荷も少ないため、初心者や運動が苦手な人でもそれほど難しくありません。

ストレッチ

ストレッチとは筋肉を伸ばす柔軟体操のことです。身体をリラックスさせる、疲れをとる、体調を整えるといった目的で行われ、負荷の高い運動を行う前の事前運動として用いられることもあります。基本的にはマットの上で行い、初心者でも気軽に取り組めます。ゆっくり身体を伸ばして下さい。

ヨガ

コロナ禍でヨガスタジオが倒産し、ヨガインストラクターの多くはYouTubeやZoomに活動の場所を移したといわれています。YouTubeや運動系アプリには必ずといって良いほどヨガのトレーニングがあります。お気に入りのインストラクターの教室に登録して定期的に行ってみましょう。

ヨガを行うポイントは呼吸法にあります。お腹が膨らんだり、凹んだりするのを意識してゆっくりと身体を動かすとリラックス効果が高まります。

足踏み

背筋を伸ばして立ち、太ももをできるだけ高く上げてその場で足踏みをします。手は前後大きく振るのがポイントで、特に後ろに大きく腕を振りましょう。テンポよく足踏みしても太ももをゆっくりとあげても、お好みの方法で構いません。ひざに痛みがある人は、椅子に座って足踏みを行ってください。

太ももを上げて足踏みを行うと、ウォーキングと同じ効果が得られます。全身の脂肪燃焼にも効果があり、脚やせも期待できます。目安は1回3~5分。足が痛くなったら、足を前に持ち上げてブラブラしてください。

かかと落とし・かかと上げ

かかと落としは、NHKの「あさイチ」や「ためしてガッテン」などのテレビ番組で紹介された、骨ホルモンを効率よく増やす運動です。

椅子の背もたれにつかまり、ゆっくり上げたかかとを勢いよく落とします。

かかとに刺激を与えることで骨を作る細胞の働きが活発になり、丈夫な骨づくりが促進されます。キッチンで料理を作っているときや洗いものをしているときなど、スキマ時間を利用して行うのもおすすめです。かかとを落とすときに音が出るので、必ず防音マットを敷いて行ってください。1日30回。3セット行うと効果的です。

まとめ

今回は、マンションの部屋でできるマンション運動についてご紹介しました。下の階の住人の生活に配慮しながら、防音マットの上で行う静かな運動ばかりです。身体の伸びや呼吸法を意識して行うと、さらに効果が高まります。マンションで過ごす時間が増えたこの機会に、ぜひマンション運動を始めてみてはいかがでしょうか。