南アメリカの楽器メーカー商品?カリンバとは?
おうち時間が増え、何か新しいことにチャレンジしようとお考えの方も多いのではないでしょうか。そんな方におすすめなのが、かりん場です。今回は、まだ馴染みが薄い楽器であるカリンバについてご紹介します。何か家で気軽に演奏できる楽器はないか探している方はぜひ参考にしてください。
また、カリンバの難易度や演奏方法についても解説しますので、カリンバを購入したけど使いこなせていない方は、そちらを参考に奏を始めてみてはいかがでしょうか。
カリンバはどんな楽器?
カリンバとは、音を共鳴させるための箱や板に固定された細い金属棒を、指で弾いて演奏するアフリカを代表する民族楽器です。基本的に親指で演奏することが多いので、「サム(親指)ピアノ」と呼ばれています。
素材やキーの数、並び方など商品ごとに違った特徴があります。世界にはさまざまな種類のカリンバがあるので、自分の弾きたい楽曲に合わせて選べるのも魅力の1つです。形状も作る人によってさまざまであり、並んでいる棒の数すらも決まりはありません。そのため、演奏方法1つでさまざまな音色を奏でられるのです。音を出すだけなら、棒を弾くだけでも可能なので、演奏の難易度もそこまで高くありません。ギターやピアノなどのサイズが大きな楽器と違って小さいので、場所を選ばずにいつでも演奏することが可能です。
音色はオルゴールのような繊細な音が流れます。アフリカと聞いてイメージされる太鼓の激しいリズムとは対局の静かな音です。基本的には持ち運びに便利なサイズなので、畑仕事の合間や日常の中で大人が趣味として楽しむために弾く楽器だと言えるでしょう。
カリンバはアフリカ生まれの楽器
先述した通り、カリンバはアフリカ生まれの楽器です。アフリカのさまざまな国で演奏されるカリンバは、国や部族ごとに形や音色が異なるので、それぞれの場所で全く違う名前で呼ばれていることも珍しくありません。
それらの総称としてカリンバと呼ばれています。ここ数十年でカリンバは世界的に知られるようになってきており、アメリカやヨーロッパをはじめ、日本でも愛好家が増えてきました。
カリンバの歴史
1960年代に南アフリカの楽器メーカーがワールドマーケット向けに親指ピアノ「カリンバ」を発売したのが、カリンバと呼ばれている由来。南米・キューバにも親指ピアノが起源とされている楽器がありますが、本来アフリカ・マラウィ地域での呼称である「カリンバ」と呼ぶ場合がほとんどです。
カリンバは初心者でも始めやすい?
カリンバは価格が安く、難易度もそれほど高くないので、初心者の方でも始めやすいでしょう。ピアノやギターなどとは異なり、サイズも小さく音も大きくないので、アパートやマンションに住んでいる方でも安心して始められます。
ただし、他の楽器と比べると音域がやや狭く、ピアノの黒鍵に相当する部分が演奏できない 商品が多いので、演奏できる曲に制限があるというデメリットがあります。そのため、初心者の方であれば、黒鍵のような音を演奏する機会は少ないので、そこまで気にする必要はありません。これから楽器演奏をしたい方にとって、カリンバはおすすめの楽器です。
カリンバの難易度は?
種類によって異なりますが、総じていえることとして、カリンバの演奏難易度はそこまで高くありません。ピアノに近いイメージで演奏できます。一般的な17キーのカリンバであれば、音階も少ないので簡単な曲であれば、その日中にマスターできるでしょう。
ただし、ピアノのようにドレミファソラシドという風にキーが並んでいないため、慣れるまでに少し時間がかかるかもしれません。現在ではほとんどの商品のキー自体に音階が刻まれていたり、キーに色がついていたりするので、どのキーがどの音かわからなくても始めやすいです。
楽譜が読めなくても演奏できるのか?
小学校や中学校の音楽の授業で、何か曲をリコーダーや鍵盤ハーモニカなどで演奏するときに必ず必要になっていたのが楽譜です。しかし、何も書かれていない楽譜をいきなり読み解くのは、初心者の方では難しいのではないでしょうか。
この点、カリンバには専用の楽譜が存在しているため、楽譜が全く読めなくても心配ありません。カリンバ用の楽譜には、アルファベットや数字が音符の上か下に書いてあります。この数字や記号はカリンバのキーに記載されているもののため、一目見ただけでどのキーを弾けばいいかわかるでしょう。
カリンバの演奏方法
ここでは、実際にどのようにしてカリンバを演奏するか解説します。まず、カリンバ本体を両手で持ち、キーと呼ばれる金属の棒を親指で弾いて演奏しましょう。中指や薬指を使ってバックサンドホールを開いたり、塞いだりすることで音の響きを変えられます。
まとめ
今回は、カリンバという楽器についてご紹介しました。日本では新型コロナウイルスの影響でおうち時間が長くなったことから流行してきましたが、南アフリカでは1960年代以降愛されている楽器の1つです。サイズも大きくなく、価格も高くないので手が出しやすい楽器の1つと言えるでしょう。演奏も簡単で、これから何か楽器を始めたい方におすすめの楽器ですので、ぜひ始めてみてはいかがでしょうか。